カカオ農園(インドネシア・エンレカン県)

エンレカン農園の様子。乾燥しているカカオ豆と自然に溢れる村の様子。

Enrekang(エンレカン)県はインドネシア北東部のスラウェシ島の山間部、標高約1,000mの地域にあります。スラウェシ島最高峰「ランテマリオ山(3,478m)」の西方に位置し、かつてはコーヒー栽培で有名な地域でした。

しかし、より標高の高い地域であるToraja(トラジャ)で高品質なコーヒーが栽培されるようになり、またTorajaの観光地が進んだことで、Enrekangのコーヒー産業は衰退してしまいました。Enrekangでは新しい産業が求められています。俗にカカオは標高が低く常に温暖な地域で育てるべきだと言われます。しかし、標高1000m近いEnrekangでもカカオは栽培することが可能であり、朝晩の冷涼な気候もあり虫害も比較的少なく、生産量は少ないながらも安定的にカカオ豆を栽培し続けてきました。

プロジェクト第一弾ではEnrekangの中で熱意のある農家さんとWhosecacaoが協力して、Enrekangの新しい産業をつくるべく高品質のカカオ豆を開発し、作り手の皆様にお届けいたします。

 


 

FEATURES

1. ”産地”と"発酵"で作る
カカオ豆のバリエーション

カカオ豆の風味は国、地域ごとに異なると言われますが、より根本を辿っていくと農園、収穫、発酵、もっと言えば豆の一粒一粒が異なる表情を持っています。私たちは、お客様に提供する単位として「発酵違いのカカオ豆提供」にチャレンジします。発酵工程の違いによって異なる表情の風味を楽しんでいただけます。もちろん、「まずは産地の特徴を知りたい」という方には産地ごとの商品を販売いたします。


Batch No.008

 

アーモンド、カシューナッツなどナッティな風味
納豆の風味やエステル香


Batch No.010

ビネガーのような酸味、ハーブや薬草の風味、チョコレートらしい風味


Batch No.
012

 

酸味、チョコレートらしさ、ナッティらしさ
アミノ酸の旨味やイーストのふくよかな風味


Batch No.
021

 

ビネガーのような酸味、赤ワイン、桃のような風味
チョコレートらしさもあるバランスの取れたフレーバー

2. 農園~販売までを自社で一括管理

カカオ豆の品質を維持するために、農園での収穫からポストハーベスト、保管、輸出、検査といった各プロセスをすべて自社で確認できる状態でカカオ豆の買い付けを行っています。農園に対して定期的にフィードバックを行い、商品の改善が図れる体制もありますので、安心してお取引いただけます。

農園~販売までを自社で一括管理していることを示した図

3. プロファイルシートの公開

異なるカカオ豆を使ったチョコレートを味わうとき「どうしてこういう風味になるのだろう?」となるのはお客さんだけじゃなく、作り手の方も同じですよね。私たちはその気づきの一助となるように、自社で開発しているカカオ豆のデータを提供いたします。


風味をより科学的に理解して提供することで、お客様にご満足いただける食体験をお届けできるかもしれません。

※現在は温度、乾燥攪拌データのみですが、今後はpHや湿度などのデータも提供する予定です。

カカオ豆を乾燥をさせた日数と撹拌を行なった時間を示した図

 


HOW TO BUY

現在、発酵違いのカカオ豆は一般販売しておりません。発酵違いのカカオ豆の販売に関しては下記からお問い合わせください。

一般販売は「カカオ豆1kg」または
「カカオ豆10kg」をお買い求めください。

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商品に関するお問い合わせは下記 
フォームよりご連絡ください。 

  


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自社素材開発に興味のある事業者様

チョコレートやお菓子、飲料、料理などにカカオ豆を原料として使われる方向けに、オリジナルカカオ豆の開発いたします。農園現地でフーズカカオ社が独自のノウハウを生かし実際に管理し日本まで届けます。独自のこだわった素材を求められる方はお気軽にご連絡くださいませ。

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