バレンタインのカレンダーとチョコレートのギフトボックス

バレンタイン向けチョコレートOEMはいつから準備する?企画から納品までの逆算スケジュールと進め方

バレンタインは、チョコレートが一年でもっとも多くの人に選ばれる季節です。

ホテルやレストラン、カフェ、雑貨ブランド、アパレル、異業種の企業まで、この時期に合わせて自社オリジナルのチョコレートを販売したいと考える方は少なくありません。

一方で、OEMでチョコレートを作る場合、相談してすぐに商品が完成するわけではありません。味の試作、パッケージの手配、食品表示の確認、製造と、いくつもの工程を経て店頭に並びます。

そして、バレンタイン前はチョコレート工場にとっても一年でもっとも忙しい時期です。12月の繁忙期に入ってからご相談いただいても、残念ながら間に合わないことがほとんどです。

この記事では、カカオ豆からチョコレートをつくるWHOSE CACAO(フーズカカオ)が実際の受託製造の経験をもとに、バレンタイン向けのチョコレートOEMをどのような順番で準備すればよいのかを解説します。

バレンタインOEMは「店頭に並ぶ日」から逆算する

スケジュールを考えるとき、最初に決めたいのは「いつ製造を始めるか」ではなく、「いつお客様の手に届けたいか」です。

店頭販売なのか、ECでの予約販売なのか、法人ギフトとして配るのかによって、必要な納品日は変わります。ECで予約販売をする場合は、販売ページの公開や商品撮影のために、実際の発売日よりもかなり早い段階で完成に近いサンプルが必要になります。

まずは「お客様に届ける日」「販売を告知する日」「納品してほしい日」の3つを書き出すところから始めましょう。

WHOSE CACAOがおすすめしている逆算スケジュール

私たちがバレンタイン向けのご相談を受ける際は、おおむね次のようなスケジュールをおすすめしています。

時期 やっておきたいこと
8月〜10月 商品の要件をまとめてOEM先に相談。1回目の試作をなるべく早く実施。パッケージの準備も並行してスタート
〜11月 2回目、3回目と試作を重ね、仕様を確定。試作は11月までに完成させる
12月〜1月 製造に着手し、検品・納品

ポイントは、12月を「製造の月」として空けておくことです。そのためには、試作や仕様の検討を秋のうちに終えておく必要があります。

企画から納品までの流れ

チョコレートOEMは、おおむね次のような流れで進みます。

段階 主にやること
1. 企画 誰に、どんな場面で、いくらで届けるかを決める
2. 相談・ヒアリング OEM先に希望を伝え、実現できる形や数量を相談する
3. 試作・味の調整 サンプルを試食し、味・香り・食感を調整する
4. 仕様確定・見積もり 原材料、内容量、形状、数量、価格を確定する
5. パッケージ・表示 箱や個包装の手配、食品表示ラベルの作成と確認
6. 製造 確定した仕様に沿って製造する
7. 検品・納品 品質を確認し、指定の場所へ出荷する

実際の所要期間は、数量やレシピの難しさ、パッケージの仕様によって大きく変わります。

時間がかかりやすい5つのポイント

1. 試作の往復回数

オリジナルチョコレートでは、1回目の試作で理想通りのものができあがることは、実はあまり多くありません。

「もう少し酸味を抑えたい」「香りをもっと前に出したい」「口溶けを軽くしたい」といった調整を2回目、3回目と重ねることで、ようやく安心して「これで行こう」と言える仕上がりになることがほとんどです。

だからこそ、1回目の試作はなるべく早く実行することが大切です。最初の試作が早ければ早いほど、その後の調整に余裕が生まれます。

2. パッケージの制作

見落とされやすいのが、箱や個包装、シールなどのパッケージです。オリジナル印刷の箱をつくる場合、デザインから印刷・納品までに1〜2ヶ月かかることもあります。

資材が届かなければ、チョコレートができあがっていても出荷できません。パッケージは味の試作と並行して準備を進めるのが基本です。

なお、WHOSE CACAOではパッケージのデザイン制作そのものはお受けしていません。そのかわり、理想とするパッケージのイメージを共有いただければ、そのパッケージに合わせたサイズや形状、見せ方でチョコレートを設計することができます。デザイナーさんや資材会社さんと並行して進めていただくと、全体のスケジュールがスムーズです。

3. こだわりの原材料の調達

特定の産地のカカオや、地域の特産品、珍しいフルーツやスパイスなど、原材料にこだわるほど商品の個性は強くなります。

一方で、こだわりの原材料は調達そのものに時間がかかったり、安定して供給してくれる仕入れ先を探す必要があったりします。試作には使えても、製造に必要な量が揃わないということも起こりえます。

使いたい原材料が決まっている場合は、その調達にかかる時間もスケジュールに組み込んでおきましょう。

4. 食品表示の確認

販売するチョコレートには、名称、原材料名、アレルゲン、内容量、賞味期限、保存方法、製造者などの食品表示が必要です。

原材料や配合が変わると表示内容も変わるため、レシピが確定してから表示を作成し、OEM先と販売者の双方で確認します。ここで修正が出ると、ラベルの印刷にも影響します。

5. 繁忙期の製造枠

バレンタイン前は、多くのチョコレート工場で製造の予定が埋まりやすい時期です。仕様が決まっても、希望の時期に製造枠が空いていなければ、納品日を調整しなければなりません。早めに相談しておくことで、製造の予定を確保しやすくなります。

準備が間に合わないときの選択肢

「気づいたらもう時間がない」という場合でも、あきらめる必要はありません。

既存のレシピをベースにする

OEM先がすでに持っているレシピをもとに、フレーバーやトッピングだけを変えることで、試作の回数を減らせます。

仕様をシンプルにする

複雑な形状や多種類のアソートではなく、タブレットや少種類のセットにすることで、試作と製造の負担を減らせます。パッケージも既製の箱にシールやスリーブを組み合わせる方法があります。

ホワイトデーや春の企画に切り替える

バレンタインに無理に間に合わせるより、ホワイトデーや春のギフトシーズンに照準を合わせるほうが、結果的に完成度の高い商品になることもあります。

相談前に整理しておくとスムーズな5つの項目

  1. 販売時期と納品希望日:いつ、どこに届けてほしいか
  2. 販売方法:店頭、EC、法人ギフト、イベント配布など
  3. 想定数量:おおよその個数やロット
  4. 希望価格帯:販売価格、または1個あたりの予算
  5. イメージ:味の方向性、使いたい素材、パッケージのイメージ、参考にしたい商品

すべてが決まっていなくても大丈夫です。「ここは決まっていて、ここはまだ迷っている」という状態を共有するだけでも、OEM先は実現できる形を提案しやすくなります。

カカオから設計する、WHOSE CACAOのチョコレートOEM

WHOSE CACAO(フーズカカオ)では、インドネシア・エンレカン県をはじめとするスペシャルティカカオを使い、カカオ豆からチョコレートをつくるBean to Barの製法でOEM・ODMをお受けしています。

カカオの産地や発酵、焙煎から味わいを設計できるため、「どこにでもあるチョコレート」ではなく、ブランドの物語を持ったチョコレートをつくることができます。

バレンタイン向けの商品を検討されている方は、要件がまだ固まっていない段階でも、まずはお気軽にご相談ください。

バレンタイン・ホワイトデーのオリジナルチョコレートをOEMで

販売時期や数量、イメージが固まっていなくてもご相談いただけます。スケジュールに合わせた進め方をご提案します。

チョコレートのOEMについて相談する

まとめ

  • まず「届ける日」「告知する日」「納品日」を決め、そこから逆算する
  • 8〜10月に要件をまとめ、試作は11月までに完成、12〜1月に製造が目安
  • 1回目の試作で理想通りになることは少ないので、最初の試作はなるべく早く
  • パッケージは1〜2ヶ月かかることもあるため、試作と並行して準備する
  • こだわりの原材料は、調達や安定供給先の確保にかかる時間も見込んでおく
  • 間に合わない場合は、既存レシピの活用やホワイトデーへの切り替えも選択肢

早めに相談することが、納得のいくオリジナルチョコレートへの近道です。

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