茶農家・茶園のブランド商品を抹茶チョコレートOEMで実現

茶農家・茶園のブランド商品を抹茶チョコレートOEMで実現

茶葉や抹茶を「原料」として販売するだけでなく、茶園独自の抹茶を新しい商品へ変える。そんな商品戦略として、今注目したいのが抹茶チョコレートのOEMです。

茶業を取り巻く環境が変化する中、茶農家・茶園には、これまでのお茶の販売だけに頼らず、茶園そのものの価値を新しい形で届ける取り組みが求められています。

この記事では、茶農家・茶園が抱える課題を整理したうえで、抹茶チョコレートOEMによって抹茶を新しい商品へ変えること、そしてこれまで茶葉を購入していなかった新しい顧客へアプローチすることが、どのようにブランド化・高付加価値化につながるのかを解説します。

茶農家・茶園を取り巻く環境は大きく変化している

日本のお茶は、長い歴史と文化を持つ地域の大切な産業です。茶農家が育てた茶葉には、産地の気候、土壌、品種、栽培方法、製茶技術、生産者のこだわりなど、さまざまな価値が詰まっています。

一方で、茶業を取り巻く環境は大きく変化しています。国内では急須で淹れるリーフ茶の消費が減少し、茶農家の減少や高齢化、担い手不足、生産コストの上昇なども課題となっています。

これまでと同じように「良いお茶をつくって、茶葉として販売する」だけでは、今後の茶園経営を維持・発展させることが難しくなる可能性があります。

そこで重要になるのが、
「自分たちがつくったお茶を、どのように価値の高い商品として届けるか」という視点です。

リーフ茶の消費減少に対して、新しい顧客との接点をつくる

茶園にとって大きな課題の一つが、リーフ茶の国内需要の減少です。

急須でお茶を淹れる習慣が以前より身近ではなくなった一方で、抹茶スイーツや抹茶ラテなど、「お茶を飲む」以外の形で抹茶を楽しむ市場は広がっています。

ここに、茶農家・茶園にとって新しい可能性があります。

「お茶を飲む人」だけを顧客にするのではなく、
「お茶を使った商品を楽しむ人」まで顧客層を広げる

抹茶チョコレートなら、茶葉を普段購入しない人にもアプローチできます。チョコレートが好きな人、抹茶スイーツが好きな人、地域のお土産を探している人、特別なギフトを探している人など、茶葉販売とは異なる顧客との接点をつくることができます。

茶葉を「原料」のまま販売することの限界

茶農家・茶園の販売を考えると、茶葉や抹茶そのものを販売する方法が基本になります。しかし、原料として販売する場合、価格や容量などで比較されやすいという側面があります。

一方で、抹茶を使ってオリジナル商品をつくれば、そこに新しい価値を加えることができます。

例えば、

  • 茶園の名前
  • 産地
  • 品種
  • 栽培方法
  • 生産者のストーリー
  • 抹茶の風味
  • カカオの産地や風味
  • パッケージデザイン
  • ギフトとしての価値

といった要素を一つの商品にまとめることができます。

つまり、「抹茶」という原料を「茶園ブランドの商品」へ変えることができるのです。

なぜ抹茶チョコレートが茶園ブランドと相性がいいのか

抹茶には、茶葉由来の香り、苦味、旨味、渋味があります。一方、チョコレートにはカカオ由来の香りやコク、酸味、甘味があります。

この二つを組み合わせることで、抹茶だけでは届けにくかった新しい味わいを商品として表現できます。

さらに、抹茶チョコレートは「抹茶味のお菓子」にとどまりません。茶園の名前や産地、品種、製法などをパッケージや商品ページで伝えることで、茶園そのものを知ってもらうための商品にすることができます。

「○○茶園の抹茶を使用したオリジナルチョコレート」

とすることで、商品の背景に茶園のブランドが加わります。

チョコレートOEMなら、チョコレート工場を持たなくても商品化できる

茶農家が抹茶チョコレートをつくろうとしても、自社でチョコレート製造設備を整えるのは簡単ではありません。原料の加工、配合、温度管理、成形、包装、衛生管理など、専門的な知識と設備が必要になるためです。

そこで活用できるのがチョコレートOEMです。

OEMを利用すれば、茶園側は自分たちの抹茶やブランドストーリーを提供し、チョコレートの専門会社と一緒に商品を開発できます。

  1. 使用する抹茶を決める
  2. チョコレートとの組み合わせを検討する
  3. 試作して味を確認する
  4. 内容量やパッケージを決める
  5. 商品仕様を決定する
  6. 製造・販売する

という流れで商品化を進められます。

つまり、茶農家がチョコレート製造の専門家になる必要はありません。茶農家は「お茶の専門家」として抹茶の魅力を伝え、OEM会社は「チョコレートの専門家」として商品化を支えるという役割分担ができます。

CASE STUDY

実際の事例から見る、
抹茶チョコレートが生み出す新しい価値

抹茶チョコレートの商品化は、単に「抹茶を使ったお菓子を増やす」という取り組みではありません。

実際に、茶業者とチョコレート事業者が連携し、地域の抹茶をチョコレートという新しい商品カテゴリーへ展開する事例があります。

KAWANE抹茶株式会社×チョコレート専門店の事例

静岡県川根地域のKAWANE抹茶株式会社では、地域の抹茶を活用した商品開発に取り組んでいます。その取り組みの一つとして、チョコレート専門店Concheと共同で、川根産の有機抹茶を使った「至高の抹茶チョコレート」を開発しました。

川根産の有機抹茶とガーナ産フェアトレードカカオを組み合わせた商品で、茶業とチョコレートの専門性を掛け合わせています。

ここで注目したいのは、川根の抹茶を「抹茶そのもの」として販売するだけではなく、チョコレートという異なる商品カテゴリーへ展開したことです。

抹茶を購入する人は、基本的に「お茶を楽しみたい人」です。しかし、チョコレートになると商品の入口が変わります。

  • チョコレートが好きな人
  • 抹茶スイーツが好きな人
  • ギフトを探している人
  • カカオやBean to Barに興味がある人
  • 地域のお土産を探している人

など、従来の茶葉販売とは異なる顧客にアプローチできます。

つまり、「抹茶を売る」だけでは接点を持てなかった人に、「チョコレート」という入口から川根の抹茶を知ってもらえるということです。

これは茶園ブランドづくりを考えるうえで非常に重要なポイントです。チョコレートを購入した人が「この抹茶はどこのものだろう」「この茶園のお茶を飲んでみたい」と興味を持てば、チョコレートが茶園を知る入口になります。

中川誠盛堂茶舗×THE SMILE CHOCOLATEの事例

滋賀県の老舗茶舗・中川誠盛堂茶舗と、チョコレートブランドTHE SMILE CHOCOLATEによる抹茶チョコレートも参考になる事例です。

この商品では、滋賀県の朝宮茶を使用しています。朝宮茶の歴史や産地の背景まで商品価値として伝えることで、チョコレートを通じて茶産地の魅力を届けています。

ここでも重要なのは、「朝宮茶を使ったチョコレート」という新しい商品を通して、茶産地そのものを知ってもらえることです。

普段お茶を飲まない人でも、チョコレートなら手に取る可能性があります。観光客がお土産として購入したり、ギフトとして贈ったり、スイーツをきっかけに商品を知ったりすることで、お茶売り場とは異なる場所で茶産地の名前を知ってもらう機会が生まれます。

製茶メーカー向けOEMの事例

さらに、チョコレートOEM事業者が公開している導入事例には、製茶メーカーから支給された抹茶を使用して、オリジナル抹茶チョコレートを製造するケースがあります。

これは茶業者が持っている抹茶をOEMによってチョコレート商品へ転換する、まさに茶園向けの商品開発モデルです。

茶園側がチョコレート製造設備を持たなくても、自社の抹茶を使ったオリジナル商品をつくれることが、OEMの大きなメリットです。

抹茶を「原料」から「ブランド商品」へ

これらの事例から分かるのは、抹茶チョコレートの価値は「抹茶が入っていること」だけではないということです。

茶農家・茶園が持っている抹茶には、産地、品種、栽培方法、製茶技術、生産者のこだわり、地域の歴史など、さまざまな情報があります。

抹茶 + カカオ + 製造技術 + パッケージ + ストーリー

という新しい価値が生まれます。

つまり、原料だった抹茶を、茶園のブランドを伝える商品へ変えることができます。

「お茶を飲まない人」にもアプローチできる

茶農家・茶園が新商品を開発する大きなメリットの一つが、顧客層を広げられることです。

普段から急須でお茶を飲む人は、茶園にとって重要な顧客です。しかし、茶園のブランドを長く育てていくためには、お茶を飲む人だけでなく、これまで茶葉を購入していなかった人との接点も増やす必要があります。

例えば、こんな新しい顧客が考えられます。

  • チョコレートやスイーツが好きな人
  • 抹茶スイーツが好きな人
  • 地域のお土産を探している人
  • ギフトを探している人

例えば、若い世代のスイーツ好きが抹茶チョコレートを購入し、パッケージに書かれた茶園の名前を知る。その後、SNSやオンラインショップを見て、茶園のお茶にも興味を持つ。このような顧客導線をつくることができます。

観光客の場合も同様です。「地域限定の商品だから」という理由で購入したことをきっかけに、その地域の茶園を知ってもらうことができます。

チョコレートは、新しい顧客との接点になります。

「抹茶を売る」から「茶園を知ってもらう」へ

抹茶チョコレートの商品開発で重要なのは、「チョコレートを売ること」だけを目的にしないことです。

「抹茶チョコレートを入口に、茶園を知ってもらう」

という考え方を持つことで、商品の役割が変わります。

例えば、パッケージに茶園の名前、産地、品種、生産者のこだわり、茶園の写真などを掲載します。商品ページでは茶園の歴史やお茶づくりについて紹介し、QRコードから茶園のオンラインショップへ誘導する方法も考えられます。

チョコレートを購入する
↓
茶園を知る
↓
お茶に興味を持つ
↓
茶園の商品を購入する

これは、茶葉だけを販売している場合にはつくりにくかった、新しいブランドとの接点です。

Bean to Barチョコレートという選択肢

茶園の抹茶を生かした商品をつくる場合、チョコレートそのものの品質にもこだわりたいところです。

一般的なクーベルチュールを使う方法もありますが、より素材の個性を打ち出したい場合には、Bean to Barチョコレートという選択肢があります。

Bean to Barは、カカオ豆からチョコレートになるまでの工程にこだわり、カカオ豆そのものの個性を生かす考え方です。

カカオにも産地ごとの香りや味わいがあります。そのため、茶園の抹茶と相性のよいカカオを選ぶことで、「抹茶×カカオ」という新しい味の組み合わせを商品として表現できます。

「どんな抹茶を使うか」だけでなく、「どんなカカオと組み合わせるか」まで考えることで、茶園ブランドならではの味わいをつくることができます。

Bean to Barチョコレートと抹茶を組み合わせた茶園ブランドの商品イメージ

高付加価値化とは「高い商品をつくること」ではない

高付加価値化というと、単純に価格を高くすることをイメージするかもしれません。しかし、本当の意味で重要なのは、「なぜ、この商品を選ぶのか」という理由を増やすことです。

例えば「抹茶100g」では、価格や容量などで比較される可能性があります。

一方で、 「○○茶園がつくった抹茶を使用し、○○産カカオと組み合わせたオリジナルチョコレート」

であれば、茶園のブランド、産地、抹茶の品質、カカオの個性、商品開発のストーリー、ギフトとしての価値など、価格以外の選択理由をつくることができます。

これが、抹茶チョコレートによる高付加価値化です。

茶園のブランドを「お茶の外側」に広げる

茶園のブランドを育てるうえで、「お茶を買ってくれる人を増やす」ことだけが方法ではありません。

「お茶以外の商品を通じて茶園を知ってもらう」という考え方も重要です。

抹茶チョコレートなら、チョコレートが好きな人、抹茶スイーツが好きな人、地域のお土産を探している人、珍しいギフトを探している人など、これまで茶園と接点がなかった人にもアプローチできます。

そして、その商品をきっかけに茶園の存在を知ってもらう。これは、茶葉の販売だけではつくりにくかった、新しい顧客との接点です。

茶園オリジナル商品は、地域ブランドにもつながる

抹茶チョコレートは、茶園単独の商品だけでなく、地域ブランドの商品としても活用できます。

例えば、地域の柑橘、いちご、栗、はちみつなどと組み合わせれば、「この地域だから生まれるチョコレート」を目指すこともできます。

観光地の土産物、道の駅、ホテル・旅館、地域のギフト、オンラインショップなど、茶葉とは異なる販売チャネルにも展開できます。

茶園の抹茶を中心に地域の素材を組み合わせることで、茶園だけでなく地域全体の魅力を伝える商品へ発展させることもできます。

OEMなら小さく始めて市場の反応を見ることもできる

新しい商品をつくるとき、茶農家・茶園が不安に感じるのは「本当に売れるのだろうか」という点です。

そのため、最初から大きな設備投資をするのではなく、まず試作や小ロット生産から始め、市場の反応を確認する方法があります。

STEP 1 茶園の直売所で販売

STEP 2 お客様の反応を確認

STEP 3 オンラインショップ・ギフトへ展開

STEP 4 人気が出れば生産数量を拡大

OEMを利用することで、自社でチョコレート工場を抱えることなく、新しい商品への挑戦がしやすくなります。

CHOCOLATE OEM

茶園の抹茶を、ブランド商品へ

自社でチョコレート製造設備を持っていなくても、OEMを活用すれば、茶園独自の抹茶チョコレートの商品化を目指すことができます。

「自分たちの抹茶を新しい商品にしたい」

「これまで接点のなかった顧客に茶園を知ってもらいたい」

「茶葉とは違うブランド商品をつくりたい」

そんな茶農家・茶園の方は、抹茶チョコレートOEMという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。

Whose cacaoのチョコレートOEMはこちら

※本記事の事例は、公開されている商品・企業情報をもとに、抹茶を新しい商品へ展開する考え方を紹介するものです。個別商品の製造形態や契約形態については、各事業者への確認が必要です。

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