スペシャルティカカオとは

"品質に欠陥がなく、風味や香りが豊か"

スペシャルティカカオの基準 

スペシャルティカカオ、又はファインカカオはバルクで取引がなされるコモディティカカオ市場における取引価格よりも、品質が高く高価で取引されることを意図し、細部にこだわって作られたカカオのことを指します。

しかしその指標は必ずしも明確ではありません。国際ココア機構(ICCO)はカカオがスペシャルティか否かはその風味、色、発酵の度合い、酸度、品種…etc. などの様々な要素から総合的に判断されるとしています。このように数字には表せないような要素も含まれており、より画一的な指標については今でも研究が行われています。

 

生産量

ICCOはカカオに関する様々なデータを公開していますが、その中にカカオの総生産に占めるスペシャルティカカオの割合があります。下の図はそのデータを円グラフに起こしたものです。

2015年の品質別カカオ生産量(t)

このようにUltrapremium fine(超高品質)とfine(高品質)を合わせても全体の6%ほどにしかなりません。特に近年はカカオの需要が急激に伸びているため生産農家が質より量を求める傾向にあります。

私たちが現在主に活動しているインドネシアも、カカオの生産量に関しては全世界3位ですが、スペシャルティカカオはそのうちの1%のみとされています(ICCO調べ)。

Whosecacaoは東アジアの農園や企業と協力してスペシャルティであることはもちろんのこと、発酵にこだわり抜いたカカオを生産しています。

 
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参照:

ICCO "Fine or Flavoured Cocoa" (https://www.icco.org/about-cocoa/fine-or-flavour-cocoa.html)

FCCI "Sizing the craft chocolate market" (https://chocolateinstitute.org/blog/sizing-the-craft-chocolate-market/)